車のディーラー、家電ショップなど、高めの商品を扱っているお店のスタッフがストレスに感じるのは・・
値引き交渉してくる客がうざい!
コレです。
値切ることなくすんなり買ってくれると楽なのに、客は賢いので値引き交渉を仕掛けてきます。値引きの交渉はエネルギーを余分に使うので疲れます。そんな、客の値切りがうざい!断りたいときの・・
段階的な値引き・値切りの最低価格で断る言い方
客の様子を見て値引き交渉を予想する接客
ビジネスメールで値下げ交渉を断る言い方
これらの疑問について分かりやすく見ていきます。
お客さんは値引き目標の金額:ネットの最安値を知っている
値引き交渉ナシでレジに向かってくれる客だと楽なのに、最近では価格コムのような最安値をチェックできるサイトがあるおかけで・・
これがあるので、値引き交渉ナシで1万円札を何枚も出す客は少なくなりました。
まずは、客と顔を合わせないメールにて値引き交渉をする客の断り方からです。
値引き交渉の断り方:ビジネスメール
まずは実店舗、ネットショップへ問い合わせのメールがあったときです。価格を知りたいだけでなく、他店よりも安く買いたいので値下げ交渉を依頼されるときです。
ビジネスメールの文面で丁寧に断るテンプレートはこちら。
ご提案頂きました価格の変更の提案についてですが、協議いたしましたところ現在の価格がご提示できる最低の価格であり、これ以上の値引きは困難という結論に至りました。
せっかくのご提案ですが、お力添えできず誠に申し訳ございませんでした。
ショップで長くトークして親密度がアップしたお客さんであっても、フランクな感じの文章を送信するとビジネスでは失礼にあたります。
いかなる時でも 企業の責任者が送信した文章としてずっと残り続けるメールなので、ビジネスの定型文を基本とするべきです。
ショップ店員が思う「うざい」値引き交渉の断り方
ここからは、スタッフが「うざい」と感じる値引き交渉を、すべてを受け入れることをせず(拒否することもなく)値下げをお断りするコツについて。
ビジネストークとしてお客さん側が納得しやすいのは・・
交渉条件を変更するとはこのようなことです。
値下げをお断りする交渉条件の提示 | |||||
商品 | 交渉前価格 | → | 商品 | 交渉後価格 | 特典 |
冷蔵庫 | 15万円 | 冷蔵庫 | 15万円 | 3,000P | |
扇風機 | 2,000円 | 3割引き | |||
3階へ搬入 | 0円 | サービス | |||
限定グッズ | 0円 | サービス | |||
最終価格 15万2,000円 + 3000ポイント + 配送サービス |
購入時の金額は固定にします。「これ以上はムリである」と最初に伝えて、お客さんを逃がさない追加条件として:扇風機(30%OFF)を追加、期間限定ポイントの付与、中古品の下取り、キャンペーンの粗品を進呈します。
支払うお金が減ってラッキーの考え方から・・
こんなに特典盛り
だくさんでラッキー!
の考え方にスイッチしてもらいます。
翌日以降に使える期間限定ポイント付与で決めてもらう
期間限定ポイントを3,000ポイント付与することは、お客さん側からすると・・
やった 3,000円値引きゲット!
このように現金の値引き3,000円と同じインパクトがあります。
しかし、お店側からすると10万円以上の商品を買ってくれる優良なお客さんと・・
このように見ることができます。
今回は15万円から値下げせずにポイント付与で買ってくれたので、次回も10万円以上の商品を購入し、値下げは不要、ポイント多めで納得してくれる可能性が高いといえます。
値下げのお願いを拒否しない:了承する方法
先の1円も値下げせずに → 他の商品やサービスをつけてお得感をアップさせる方法は、値引き交渉をうまく「すり替える」王道と言われるやり方です。
そして、つぎは全く逆の・・
値引き交渉がはじまって、最初の値下げ依頼があったら・・
はい、了解しました。この価格まで下げますが、いかかでしょう?
と言って値下げした価格を提示します。お客さん側が納得しないので、もう少し値引きを要求されます。すると、まったく同じ台詞で2段階の値下げ交渉を受け入れます。つまり、最大10%まで値引き可能な商品なら・・
最初の値引き交渉 4%
2番目の値引き交渉 6%
3番目の値引き交渉 8%
4番目の値引き交渉 10%
このように、小刻みに値下げ依頼を受け入れます。
「値下げして → OKです」。「値下げして → OKです」。「値下げして → OKです」。と、ずっと値下げ依頼にOKを出していると、信頼関係がアップして・・
店員さん ここまでやって
くれた!買ってもいいかも
このように考え始めます。信頼を勝ち取っていくためには有効だといえます。
ただ 他店の最安値やAmazonの価格を知っていて比較している方には通用しません。最初の交渉ですぐに帰ってしまいます。
値下げお断りのアピールで値引きさせない方法
次は、他店の情報など業界ネタが好きで、長いトークが苦にならないお客さんに向いている方法です。
お客さんへ商品の優れた機能をじっくりと説明し、値付けされた金額が適正な価格であることをより印象づけます。「値切るのは甘い考えだった」と値下げ交渉を断念させます。
話術でハードルを上げて値下げお断り | |
値下げお断りの理由 | 狙うイメージ |
発売されたばかり 在庫の確保が難しい |
値下げせず とも売れる |
ライバルメーカーの 製品より10%も安い |
すでに値下げ 相当の価格 |
先月までキャンペーン 価格で提供していた |
値下げ期間は 終了している |
去年のモデルも同じ 価格で販売していた |
ずっと値崩れ しない商品 |
セレブが愛用している ネットニュースで話題 |
値下げナシで 価値は十分 |
優良な商品である(値下げなし:定価でも納得できる商品)という印象にもっていくアピールを十分やって手応えがあると分かったときに・・
希望のカラーがちょうど倉庫にあります。本日配送分なら3,000円引きで出せます
このような 一気に即決を狙った言い方で決断を迫ります。
お客さんはここまで盛り上がったので、商品を早く手にしたくなっていて・・
値切る目標は達成して
いないが・・ま、いいか
こんな心境にもっていけると成功となります。
まとめ:値切り 値引き 値下げ交渉 うざい 断り方
値引き交渉を断るとき、ストレートに値下げお断りを語るとお客さんに失礼な言い方になって気まずい空気になりがちです。そのため、値下げ交渉が始まったら・・
見積もり内容を見直してみます
他社の製品なら予算内で出せます
来月のキャンペーン期間なら対応できます
こような言い方で値下げを拒否しないようにします。やんわりと失礼なくお断りする言い方に慣れることで、「値引き交渉がうざい・疲れてストレスがたまる」ことが減少するはずです。