インスタントラーメン 袋タイプをポットのお湯だけで調理できる

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インスタントラーメン ポットのお湯だけ|注ぐだけで袋麺完成とは

執筆者: 宮城正輝 健康管理士・生活のアドバイザー

 安くておいしい・味のバリエーションが豊富・調理が簡単となれば、お湯を注ぐだけのインスタントラーメンは外せません。

 そこで、お湯を注ぐだけで完成するカップ麺の調理スタイルで、より安い袋ラーメンを使い・・

安くて簡単に
袋入りラーメンをポットのお湯だけで作る

 これに挑戦します。この「ポットのお湯で袋ラーメン調理」にまつわる・・

簡単でおいしく調理
  • お湯だけで袋ラーメンを調理:簡単な作り方

  • 鍋なし、電子レンジ・電気ポット・どんぶりのみでOK

  • うまかっちゃん・サッポロ一番・チャルメラの定番で作る

 これらの疑問について分かりやすく見ていきます。

職場のランチにインスタント袋ラーメンを食べる

職場のランチにインスタント袋ラーメンを食べる

 ガスコンロを使用してお湯を沸かして調理する作業をスキップして、電気ポットのお湯だけで袋ラーメンを調理します。この調理方法のメリットは・・

電気ポットで袋ラーメンを調理
  • ガスコンロがないとき

  • 留守番している子供でも安心して調理できる

  • 職場・出張先でも楽に袋ラーメンが食べたい

 とても都合の良いメニューですが、最大のメリットはコストパフォーマンスが良いことです。

袋ラーメンにするとカップ麺の半額に収まる

各社の袋ラーメン5食パック4種類

 まず、見逃せないのが袋入りインスタントラーメンの安さです。人気の売れ筋インスタントラーメンの実売価格(価格.comとAmazonの平均値 2024年)ではこうなります。近場のスーパーでも似たような価格で売っているはずです。

人気のカップ麺・袋麺の価格比較
タイプ 名前 価格
カップ カップヌードル
シーフード
179円
カップ どん兵衛
きつねうどん
200円
袋麺 サッポロ一番 みそ 105円
袋麺 日清 チキンラーメン 106円

 人気のインスタントラーメンを比較しても、カップ麺と袋麺には 2倍の価格差があります。このコスパの良さをさらに高めるために、ポットのお湯だけで簡単調理をします。

電気ポットだけで袋ラーメンを作る

 インスタントの袋ラーメンはコンロで加熱して高温でほぐれる設定の食品なので、ポットのお湯を注いて置いておくだけではなかなか熱が通りません。

 この対策として、熱をできるだけ逃がさないように・・

保温効果を期待して
陶器でできた「どんぶり」を用意します

 ラーメン用・カツ丼用として使っている普通の丼でOKです。丼のもつ保温効果により、熱がキープできるので麺に熱が浸透しやすくなります。

お湯で袋ラーメンを調理

 パッケージに記載している調理手順で「熱湯で3分ゆでる」と書かれている袋ラーメンの場合、作る手順はこのようになります。

袋ラーメンを電気ポットのお湯で作る
1 陶器の丼に袋麺・粉末スープを入れる
2 沸騰したお湯を麺が
十分に浸るまで入れる
3 保温のためにラップでカバーする
4 4~5分ほど待つ
5 完成!

 ポイントは、周りから逃げる熱は丼でガードしつつ、上から逃げる湯気をラップで完全に覆うことで熱をキープします。通常の3分加熱よりも2分ほど長くした5分待つことで、良い感じにほぐれます。

 パッケージに「熱湯で5分ゆでる」と書かれているタイプは、もう一手間加えます。

熱湯5分タイプ、または柔らかめが好みであるとき

ラー油入りインスタント袋麺パッケージ

 熱湯5分タイプの袋ラーメンであるとき、または柔らかめのラーメンに仕上げたいときは、さらに熱が浸透するように一手間加えます。

電気ポットで5分タイプの袋麺を調理
1 空の丼にお湯を満たします
2 数分後、丼へ熱が伝わったらお湯をすてる(余熱を蓄える)
3 麺・粉末スープに熱湯を注ぎ調理開始
4 ラップで完全密封して熱を逃がさない
5 6~7分程待つ
6 完成!

 丼にお湯を注ぐと多くの熱が丼へ移動してしまいます。そうなると、5分加熱の麺を調理するための熱が足りなくなってしまうので、先に丼に一度お湯を満たして余熱を蓄えてから捨てます。

お湯は丼の2杯分用意する
調理のお湯と余熱に使うお湯が必要です

 普通の調理方法(コンロで加熱)で5分タイプの袋ラーメンなら、ポットのお湯だけ調理のときには7分加熱を目安にします。

袋ラーメンを作る専用のポットを使う

袋ラーメンを作る専用のポットを使う

 袋ラーメンをポットのお湯で作るときに気になるのが・・

沸騰したお湯だけでは
熱量がギリギリ

 これが気になります。袋ラーメンの麺をより美味しく仕上げるには、麺に練り込まれた小麦粉に強い熱を加えて歯ごたえ+モチモチ食感を引き出す必要があります。

 そこで、電気ポットのお湯を注いで調理するスタイルではなく、袋ラーメンを加熱する専用のポットを用意します。

袋ラーメンを調理できる 電気式一人鍋:ケトルタイプ

袋ラーメンを調理できる 電気式一人鍋:ケトルタイプ

 最近では気楽な一人暮らしを好むアラサー・アラフォーが増えていて、そんな方は・・

調理した鍋でそのまま食べる
自炊はパパッと終わらせたいと考えています

 洗い物を出したくないので調理した鍋のまま食事をすると楽です。そんな要望に応える調理グッズが・・

電気式の一人鍋(ラーメンケトル)です

 袋ラーメン専用の鍋ですが、その他・多くの料理に対応できる優れものです。袋ラーメンならスイッチONだけの簡単調理です。

ポット:おひとりヌードルメーカー

 この電気式の一人鍋(ケトルタイプ)で袋ラーメンを調理すると、強く加熱できるので本来の袋ラーメンのおいしさを楽しめます。ただ、そうなるとコレが気になります。

電気ケトルを買ったらコスパが悪くなる

サバもやし卵入りインスタントラーメンとトマトサラダ

 インスタントの袋ラーメンをポットのお湯で作る理由は「食事代が激安・お手軽・便利」というメリットがあるから選択したはずです。なのに・・

高額なポットを買うと
激安でなくなってしまう!

 この意見はごもっともです。

 ですが、電気鍋の出費については我慢して買ってしまい、その後はコスパが良い状態が長続きするので、そこに到達するまでの条件を見ていきます。

袋ラーメン調理の専用ポットを買ったとき

インスタントラーメン調理の専用ポットを買ったとき

 電気式の一人鍋(ケトルタイプ)は、ホットケーキ、カレー、餃子、とんかつ、アクアパッツァ、チーズフォンデュに対応している万能タイプから、袋ラーメン専用としている(ラーメンケトル)タイプがあります。そのため・・

価格は2,500円~10,000円の開きがあります
[山善] クッキングケトル ラーメンメーカー 1.2L お料理 ケトル ひとり暮らし用 ガラス蓋仕様 手鍋 温度調節機能付き ブラック YRGA-S600(B)

 今回は、袋ラーメンを作ることができ、1.2リットル、100ワットで調理できる3,500円の電気式一人鍋を買ったときのコスパを調べてみます。

クッキングケトル ラーメンメーカー 1.2L ガラス蓋仕様 温度調節機能付き
YAMAZEN(山善)
¥3,473(2024/12/03 16:46時点)
お湯を沸かすのはもちろん、しゃぶしゃぶやラーメンまで楽しめる。調理後はそのまま器として使えます。

カップ麺と袋ラーメンの差額:3,500円に到達するまでどれくらい?

インスタント袋ラーメンとの差額は?

 カップ麺と袋ラーメンの価格の差は2倍であり、金額ベースでは105円の差になる事が分かっています。

 袋ラーメンを1回食べるごとに105円節約できる計算になるので、これが3,500円になるまでの回数は・・

3,500円まで何食?
34袋のラーメンを食べたとき

 こうなります。

袋ラーメン1食34円

 スーパーで売っている5袋入りの袋ラーメンなら・・

お得になる目標は?
7パックを食べると到達します

 ラーメン専用ケトルだと、電気ポットで調理するときと同じ「ガスを使わない・子供も安心・洗い物少ない」のメリットがありながら、さらに・・

専用はおいしい
  • 強加熱で麺のもっちり感がベスト

  • どんぶりを準備しなくてよい

  • チャーシュー・卵・ねぎ・きのこも加熱

 ここにメリットを感じるかによって、「お得」または「無駄遣い」なのか判断が分かれるところです。

 そしてもう一つ、気にしたいのは見た目です。休憩室のような人目のつくところで丼にラップをかけて待っていると貧祖なイメージになってしまうので、ラーメン専用ケトルにしたいところです。

最先端の調理器具っぽい感じを出せる

ポットで作るインスタントラーメン以外の調理例

 ラーメン専用タイプではなく、もう少し奮発して5,000円以上で買える「一人鍋」をゲットしたなら、ラーメン以外にも多くのメニューを・・

具材と水を入れて8分待つ・・ハイできあがり!

シロカ おりょうりケトル ちょいなべ [丸洗い可/温度調整機能/容量1L/電気ケトル] SK-M151 ブラック

 写真にあるような、時短料理を出先でも作ることができます。指定した温度で保温もできるので、ずっと熱々のおでんも堪能できたり、しゃぶしゃぶも楽しめます。

おりょうりケトル ちょいなべ 温度調整機能 容量1L 電気ケトル
siroca(シロカ)
¥7,280(2024/12/03 16:46時点)
ケトルとヒーター部を分離させることで、丸洗いが可能になりました。

 次は、電気ポットのお湯で調理するときのトッピングを見ていきます。

トッピングの野菜は調理済みタイプを使う

インスタント麺に添える調理済みブロッコリーと人参

 インスタントの袋ラーメンには、ほんのわずかな「かやく」しか入っていないので、見た目の豪華さを演出するためにカット野菜をトッピングします。

 しかし、電気ポットのお湯だけで調理する袋ラーメンは熱量がギリギリの方法なので、生の野菜を加熱するには向いていません。そのため・・

簡単にトッピング
加熱調理済みの野菜を使います

 真空パックの調理済み食品や冷凍食品(事前に解凍が必要)を使います。

生の野菜はあと一手間:袋麺をポットで加熱調理の前に

生の野菜はあと一手間:袋麺をポットで加熱調理の前に

 生の野菜を使いたいときには、袋麺をポットで加熱調理する前の段階で・・

一手間で本格的に
カット野菜を湯せんしておきます

 湯せんをすることでは・・

調理の際に野菜を湯通しすることでアクや臭い、ぬめりが取れ、殺菌効果も得られます。

 作り方は、電気ポットのお湯で袋麺を加熱する方法と同じです。丼に野菜を入れて沸騰したお湯を注ぎ密封します。もやし・ネギ・葉野菜なら1分ほど、芯のある野菜は3分を目安にします。

 この段取りをせずに野菜もラーメンもまとめてお湯を満たすと、やはり熱量不足で麺がほぐれないラーメンになってしまいます。

電気ポットは無いが袋ラーメンを簡単調理したいとき

電気ポットは無いが袋ラーメンを簡単調理したいとき

 ガス、または電気ポットがないときでも、電子レンジがあるなら袋ラーメンをチンして調理することができます。

ガス・電気ポット不要
レンチンで袋ラーメンを作る

 電子レンジで袋ラーメンを調理するときは、電気ポットのお湯よりも強めに加熱できます。そのため、トッピングの野菜・お肉・卵などを入れてまとめて調理ができます。

お湯を注いで卵入り袋ラーメンを調理

まとめ:インスタント麺 袋ラーメン 熱湯 かけるだけ

 インスタント食品は長期保存ができるので、ドラッグストアやネットショップで最安値を狙って買いだめします。スーパーのプライベートブランドなら袋ラーメン1食を40円ほどに抑えることができます。

 定番のうまかっちゃん・サッポロ一番・チキンラーメンはお得なのか?など、安い袋ラーメンの相場についてはこちらにまとめています。

 最近ではアジアのインスタント麺を品揃えするスーパーも増えており、唐辛子ベースの強烈な辛さや歯ごたえのある麺を楽しめます。電気ポットを使うときは調理時間の工夫が必要になります。